不動産会社に就職すると、万年宅建に落ちて「宅建なんて要らねーよ!」数字!数字!って言っている中年営業マンを見ませんか?
宅建勉強するの面倒くさい(2回落ちた)し、契約の数字を増やせば宅建士よりも沢山お金が稼げる・・・
私も宅建士に受からない中年営業マン同様に、宅建士なんてイラね!って思っていた時期がありました。
が!
不動産会社に所属するなら、プライベートを犠牲に勉強してでも宅建士を持っていた方が良いです。
何百時間も勉強したにもかかわらず、数十万の歩合に比べて2万程度しか稼げない宅建士なんで、営業マンとしてはコスパ悪いと思いますがそれでも取るべき。
それくらい3度目の正直で受かった宅建で変わった会社待遇の違いの差を見せつけられました。
以下のツイートをご覧ください。
宅建でできること
宅建は要らない営業マンもいるかもですが、私は宅建で会社待遇が激変。
・正規の歩合が貰える
・爆速で昇進(平から係長)
・販売から仕入れ(上流工程)
・資格手当が貰える
・お客様の反応が良くアポが取りやすい— 大月@ワンルーム投資失敗✖️不動産ブロガー (@kizuki_fudousan) October 9, 2019
今回はこのツイートで起きた前職の不動産営業マン時代のリアルな体験談をベースに、宅建士によって変わった不動産会社の待遇について解説します。
宅建士になるモチベーションアップの参考になれば幸いです。
会社によっては宅建取っても待遇が変わらない場合もあるので気をつけてくださいね。
目次
宅建士を武器にするは役に立たないは嘘?←本当です。
宅建士はプライベートを犠牲にしても取るべき!とお伝えしましたが、宅建士を武器に営業成績が爆伸びしたり、待遇が伸びるか?っていうとそんな事はありません。
別に宅建士もって仕事するだけだったらあんまり役に立たないんですよね・・・出来る事って2つしか無いんですから
宅建士ができる独占業務
・重要事項説明が話せる
・35条書面(重説)・37条契約書の押印
精々事務作業の仕事に幅が広がる程度。バイトでもOKなんですよ。
むしろ、宅建士よりも圧倒的に営業力の方が大事で宅建士<<<<<営業力の方が重要なのです。
売れない営業マンに宅建士はまったく役に立ちません。
よってくれぐれも「宅建士とったから安泰!」とか思わないでください。
むしろ宅建取って「これからが本番だ!」程度の気持ちで業務に励み契約を取ると、めちゃめちゃ宅建は役に立ってきます。
私が宅建士を取ってできた不動産会社の待遇の変化4選
私は恥ずかしながら・・・宅建に1点足りずで2回も落ちているのですが、3度目の正直で宅建に合格して以下の4つの事が変わりました。
- 正規の歩合額を貰うことが出来る
- 宅建士保有で昇進した
- 販売営業マンから仕入れ業務に変わった
- 次回のアポイント取得率が変わった
この4つですね!1つずつ紹介していきます。
一般的にはメリットの1つになるでしょう。
正規の歩合額を貰える(上司に歩合を分けなくて済む)
私が宅建士を取りたいと思った最大の理由が、1人で契約が出来るようになる=歩合を100%貰えるになりたかったからです。
これ宅建を持っていない不動産会社に務めている人なら共感して貰えると思いますが、重説読まれるだけで歩合が減るって悲しくないですか?
他にもあります。
- 上司の都合に合わせないといけない(申し訳なくなる&自分の営業行動に制限がでる)
- 宅建受からないの?って詰められる
上司の都合に合わせるっていうのが地味に申し訳なくなるんですよ。
だからこそ重説読んで貰う為に歩合が減ってしまうのは分かるんですが、お金も減り、尚且つ自分の行動に制限が出るって言うのはどう見てもデメリットでしか有りません。
200~300時間を宅建にコミットして、営業行動に制限を解除したほうが長期的に見てもストレス減少になるのでオススメです。
サボれるしね!
特に不動産仲介営業マンなら、宅建士は持っていた方が良いです。
宅建士無しでトップ営業マンを取った時の年収は312万円という苦い思い出があります。
宅建士保有で昇進する【平社員→係長(会社最年少)】
歩合が半分になって悔しい思いをしたので、宅建士を取る事を決意し、1日1時間の勉強を続け合格することが出来ました。
私が務めていた不動産会社は地元のデベロッパーで、若手社員が殆どいません。
大手不動産営業マンなら、25歳程度で宅建士を持っているのは当たり前ですが、街の不動産屋だと若手で宅建士保有はあまりいないのが現実。
故に宅建士を取った半年後には平社員から係長に昇進。その1年後には新店の店長という話が来ぐらいです。
昇進した結果、平社員から係長ですから、固定給が22万から30万円と8万も上げる事が出来ました。
8万っすよ!?年100万UP
社長に感謝しか無いですね。
312万だった時は辞めようと思っていましたが残留することに決意したぐらい、宅建保有は大きく影響します。
故に仕事内容も変わります。
仕入れ業務・仲介会社管理の仕事に変わる。
私が勤めていた会社は、建売デベロッパーです。(有名どころだと、オープンハウス・飯田グループホールディングスなどと同じ業種)
入社時は自社物件販売&自社で決まらない場合は他社仲介のお仕事だったのが、宅建士を保有した事で、一般消費者相手の商売から、プロ相手の仕入れに変わりました。
新築戸建て販売のお客様は一般消費者(プロではない)ので、宅建士を保有しなくても知識差・実務経験で勝負出来ますが、仕入れ課になるとそうはいきません。
相手がプロ(仲介会社)とのお客様が取引相手になるので、知識を持っていないと露骨に馬鹿にされます。(宅建持っていても同じだけど)
故にミスると・・・
こういう扱いになるわけです。
これは会社にとっても損失ですし、仕入れ契約数で歩合が貰える建売屋にとっては致命的。
また逆に仲介会社を助ける感じの営業マンになると、この案件も相談して見ようと話を振ってくれるようになるのです。
ですが、人脈・管理の仕事によるストック性のある仕事をするなら宅建士保有が基本と言えるでしょう。
次回のアポイント取得率が変わった
私が宅建士を取って一番変わったのが、初回接客後のアポイント取得率です。
顕著に変わりましたね。
宅建が主任者が士に変わった為、なぜか難しいって思われていた感じで、1ヶ月後には契約してくれたことがあります。
というのも、お客様は、どっかのAVのタイトルのように「出会って数秒で、この人超すごい不動産専門家!?」って把握するのは難しい現実があります。
それを出会って数秒で、この人は不動産の知識があるって思わせるための仕組みが宅建士。
何千万円の不動産を購入するのであれば、やっぱり実績があって資格のあるプロに相談したい心情があるわけです。
更に言えば、お客様は他社とも相談し、他社の宅建士を持っていない営業マンがいい加減だな・・・って思っていたら大チャンス!
そこで普通に接客するだけで、宅建士を持っていない適当な営業マンが、勝手にお客様の敵になってくれて、自分の話を真剣に聞いてくれるようになるのです。
故に何もアポイント取得がup。
契約するために最も重要な1回目のアポイント取得が容易になった事で、成約率が5人~7人に1人ペースで契約することが出来ましたよ(^^)
成約率10%以上。
凡人にしては、かなり良い数字では無いのでしょうか?
注意
宅建士は不動産業界のパスワードとしても使えます。【経験談】
宅建士は例年難しくなってきてはいますが、勉強するポイントを抑えればちゃんと取れます。
宅建士を勉強するのが面倒くさいし、契約取れるからいいや!って思う天才肌の営業マンがいるかもですが、それが何年続くか分かりません。
売れなくなったり、キャリアチェンジ(自転車操業脱出)をする時、宅建士があれば転職がかなり容易になります。
実際私も再就職しようとして、2年の空白期間が有っても不動産業界から2社内定を貰いました。(人間関係を見て辞退しましたが・・・)
忙しいと思いますが1日1時間程度からの勉強をして見てはいかがでしょうか?
また勉強300時間で宅建に受かり、年24万の資格手当を貰えれば、1年目は時給800円のバイトレベルですが、2年目は1,600円とかなりコスパ良いです。
まとめ:宅建を取って出来たことは、不動産アフィリエイトを始めて1000万稼げた事
今までお伝えしたのはあくまでも不動産会社での話。
プライベートでは「宅建士✕ブログアフィリエイト」を始めたら累計で1000万以上稼ぐ事が出来ました。
私は営業マンとしては、優秀でもないし・仕入れ業務も好きでは無かったので、宅建士の立場から「住宅購入ブログ」を構築し、月15万PV以上のサイトを作ったところ、本業以上に稼ぐ事ができました。
日給7万の日も
不動産会社の立場の人達の多くは、本業が忙しい故に情報発信を一切行っておりません。
仮に行っていたとしても・・・残念ながらITリテラシーは皆無で、SEOって何?って状態で「社長の一言!」レベルの記事しか書けない人ばかり。
ここがチャンスだと思い、SEOを聞かせたプロの立場で解説したところ、割と当たり、脱サラが出来るようになりました。
宅建士という資格の権威性を使って、集客が出来るようになると広告収入だけで無く、コンサルティングにも繋げることが出来ます。
これから宅建士を取りたい!将来性が・・・って思っている方は、同時にITスキルも学びましょう。
「宅建士に将来性がない」「宅建士は役に立たない!」は嘘です。
はっきり言って不動産✕ITは未来の可能性しかありませんよ。
今回は以上です。