ブログで本の内容紹介は著作権でNG?書評の書き方と注意点4選を解説【最新版】

「読書が趣味だし、ブログで読んだ本を紹介したいな」

「アイキャッチは読んだ本の表紙にしちゃおう」

って思っていても......

ブログ初心者
ブログで本の紹介って著作権的に問題ないのかな?
訴えられたらいやだけど、いい本だし紹介したいな。

って悩みを抱えている方に、今回は最新版の本の著作権を踏まえて、ブログで本の紹介する書評記事の書き方を解説します。

まず結論から言うと「本を読んであなたが変わった未来・行動」をストーリーとして伝える事です。

大月
読者は本が欲しいわけじゃないです。本を読んだ後の結果が欲しいんですよね。

 

よく勘違いして、本の内容を書けば人の役に立つと思って記事を書いているブログを見るんですけど、あれほどつまらない物はありません。

そもそも著作権違反だし、別にあなたのブログじゃなくてアマゾンを見れば良いだけですからね。

とはいえ、本の書評記事は人間味を伝える上で、非常に使える記事です。

 

だからこそ今回は

この記事で伝えたい事
  • 本紹介時の著作権について(2種類あります)
  • 著作権の最新法改正(実は平成30年に変わっています)
  • 人間味を伝えられる本紹介の書き方

を解説していきます。

是非じっくりご覧ください。

 この記事を書いた人
あきづき:日給7万SNSブロガー
詳しいプロフィールはこちら

たふい
ブログ初心者ほど著作権無視している記事が多いです。
ネットやブログに悪口を書くはデメリットでしか無い話【内容証明が来るだけ】のように突然内容証明が来る恐れもありますので注意しましょう。

ブログで本を紹介する際に注意したい4つの著作権のポイント

まず結論から言うと、ブログで本を紹介する!は全然ありでルールを守れば著作者違反にはなりません。

著作者からしてみれば、無料で本を宣伝してもらえるんですからありがたいんですよ。

ただ、本には著作権のポイントが4つあり、引用すればOKって言う物とそうでないものがあるので要注意です。

本紹介時の著作権の4つのポイント
  • 本の著作権は2種類ある
  • 表紙のパブリシティ権
  • 文字のみで本の引用、実は著作権違反にならない
  • ブログによるネタバレはNG

ルールを知れば怖くありませんので、1つずつ解説していきますね。

本の著作権は2種類ある(本の表示画像はデザイナー・内容は著者)

実は本には2人の作者がいます。

これを知って下さい。

「あれ? 本の著者だけじゃないの?」って思われがちですが、実は本のカバーや表紙などのデザインやイラスト、写真も著作権で守られています。

繰り返しますが、「本には2人の作者がいて、2種類の著作権がある」

この点を押さえておいてください。

多くの人がブロガーが著作権バリバリ違反している部分は、本の内容よりもデザインをネットにUPしまくっている事。

トレンドブログなどでは、リアル感出す為に雑誌の表紙を掲載しているパターンがありますが、下記のパブリシティ権と踏まえて苦情が来ますので気をつけてください。

経験談:パブリシティ権違反の件でメールが来た件

もしあなたが「トレンドアフィリエイト」に挑戦する際、絶対に注意して欲しいことがあります。

芸能人などの顔写真が載っている本の画像をブログにむやみに掲載しないって事です。

特に「ジャニーズ・ディズニー」の画像には気をつけてください。

この2つの会社はとにかく著作権・肖像権に厳しいですし、何よりパブリシティ権を主張してきます。

たふい
パブリシティ権とは、本来その画像で得られる利益が、第三者がその画像を使い利益を奪われる事を防ぐ権利のこと。

 

トレンドブログは、ジャニーズの不祥事を画像で載せれば、よりそれっぽいブログに見えてしまい、結果アクセスUP=アドセンス報酬を得る事になります。

その行為がNGなのです。

アマゾン・楽天だって、雑誌を販売する時の表紙にジャニーズを使っていないんですよ。

あなたが使えるわけがないじゃないですか?

実際ジャニーズはパブリシティ権による裁判で勝利している為、普通の人がジャニーズの画像を使える訳がないんです。

ツイッターで垂れ流している人は要注意ですよ。

たふい
ここは2020年1月にジャニーズがネットに画像解禁しましたので、今では変わっています。
ただあくまでも企業の話であって、あなたには原則認められてないっす。

 

ちなみ私は大学時代に「クラシックギター部」に所属していたのですが、文化祭で100円の喫茶店でディズニーを弾いた(ホーニューワールド)ところ、部内に連絡があったそうです。

これらの画像が映っている雑誌を絶対に使わないで下さいね。

たふい
どうしても芸能人の顔写真とかを使いたい場合は、SNSで本人が上げている投稿を使いましょう。
リンクを飛ばす=宣伝と思われるのでパブリシティ権に甘くなる傾向があります。

 

トレンドブログで稼ぎたい!って思っている方は【トレンドブログ実践記2か月目】日給1万&1日27000pv達成の爆発ネタは?も是非ごらんください。

文字のみで本の引用、実は著作権違反にならない

画像はデザイナーによる著作権、人物が乗っていればパブリシティ権・肖像権でNGって事は分かっていただけたかと思いますが、本の中身はどうでしょうか。

当たり前ですが、本の中身も著作権法で守られています。

が!

意外にも短い文章だけのパクリ・1文は著作権違反にならないのが現状です。

思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。

(著作権法2条1項1号)

著作権が保護されるのは「思想・感情」具体的に言えば、自分が経験した感情的事実をそのままパクる行為はNG!

しかし、その文章を読んで思いついたアイデアだったら、それは著作権違反にならないのです。

例えば、ボクシングアニメ「はじめの一歩」の鷹村守VSブライアンホーク戦の際、鴨川会長が鷹村にこんな名言を言います。

はじめの一歩 名言

努力した者が全て報われるとは限らん。 しかし! 成功した者は皆すべからず努力しておる!!

出典:はじめの一歩 41巻

これ・・・読んだときはしびれました。

では「成功者はみんな努力している!」言葉は、ブログやツイッターで自分の人生にあわせて使ったらそれは著作権違反になるか?

そんな事は無いですよね。

ここで著作権違反になるのであれば、「成功者はみんな努力している!」って言葉は作者の森川ジョージ先生しか使えないことになりますからね。

文章の1文であれば著作権違反になりにくいのが現状です。

 

更に言えば、プログラミングのHTML・CSSなど比較的再現性の高いフロントエンド系のコードも、著作権の裁判で著作権違反として認められないという判決も出ています。

プログラミングで再現性の高いのも著作権違反にならないと言われているので、文章短文では著作権違反にならないのが現状です。

大月
自分のブログに説得力を持たせたいのであれば、本の1文を引用するという方法がオススメです。
何処の馬の骨が書いたブログよりも、読者に対して簡単に権威性を付ける事ができますよ。
私も「はじめの一歩」という漫画を使って例に挙げたのもそれが理由
ただし限度もあるんで!

引用のルールを破りブログで本の内容を紹介するはNG!

短い文章なら著作権違反になりにくい・・・なら引用しまくって本を紹介すれば良いんじゃね?って頭の良い人なら気がつくでしょう。

しかし、本の中身を取り込んでネットで公表するのも勿論、写真を撮って掲載もNGです。

当たり前ちゃ当たり前ですが、お隣さんの国はやりかねませんからね。

そもそも引用にもルールがちゃんとあります。

引用が使えるルール
  • 主従の関係にし、その引用に必然性を持たせる。
  • 引用部分は自分で書いたものと混ぜず、引用したと分かるようにする。
  • どの本から引用したのか分かるようにすること。

本の紹介や書評を書くのであれば、本の中身を「引用する」のは大丈夫。

しかし書評ではなく、子育て記事に対してジャニーズの本を引用するのはNGって事です。(主従の関係が無い為)

その際にWordpressの場合はクォートタグを使って引用するようにしましょう。

 

ちなみに著作権違反になりにくいのは日本であって、ブログなどGoogleに依存しているビジネスはアメリカの法が適用されます。

記事などのパクりは即、DMCA侵害の申し立てをオンラインフォームで吹き飛ばされますので、パクりはマジで辞めましょう。

平成30年版!本の著作権は法改正でますます厳しくなる

平成30年12月30日に著作権の法改正が大きく変わりました!

 

簡単にまとめると....

著作権の法改正
  • 親告罪から非親告罪になった(重要)
  • 死後50年から70年保護されるようになった

たった2つなんですが、最初の「親告罪➡非親告罪」の変更がヤバすぎる...です。

 

具体的には

前までは著作者のみが訴えられた状態だったため、なかなか収集が付かないグレーゾーンだったのは否めませんでした。

しかし、法改正が変わってから違います。

第三者が摘発できるようになったのです。

つまり警察とかネットパトロール民からも著作者違反を訴えることが出来るようになったって事。

 

この例を彷彿させる事例として、大人気漫画ワンピースのネタバレサイトを作って逮捕された事例がありました。


人気漫画「ワンピース」の最新作の内容を発売日前にインターネット上のいわゆる「ネタバレサイト」で公開したとして、熊本県警や鳥取県警などは、秋田市と沖縄県北谷町などの男女5人を、著作権法違反(出版権の侵害など)の疑いで逮捕し、6日発表した。

出典:朝日新聞

 

よって、本の内容のネタバレとかは本気で辞めましょう。

冒頭でもお伝えしましたが、本の内容紹介だけではWikipediaには勝てません。

本を読んで変わったあなたの未来!ここを伝えるべきですね。

 

最後にデザイン面の著作者対策にも触れていきます。

著作権の解決策:本の表紙を使いたい時はアフィリエイトリンクで解決(内容ヨメレバ・楽天・公式画像の引用)

本の表紙を写真で紹介すると著作権違反になるとはいえ、本の表紙がない書評ブログは読者に紹介する説得度が落ちてしまいますよね?

「本の内容は引用すればいいけど、やっぱり本の表紙も使いたいな」時は以下の2つの方法を使いましょう。

(私も使っております。)

本の表紙の著作権違反にならず紹介する方法
  • アフィリエイトリンク(ヨメレバのamazon・楽天のリンク)を使う。
  • 出版社のツイッター公式アカウントを埋め込む。

この2つでOKです。

なぜアフィリエイトリンクはOKかと言うと、著作権は非親告罪に変わってしまいましたが、原則著作権保有者にメリットがある(本が売れる)ものは基本的okです。

たふい
掲載費を払わずに紹介(アフィリエイト)してくれるなんて本の作者からしてみればメリットしかありません。

実際に楽天・アマゾンが表紙を紹介していますし、そのアフィリエイトリンクを使えるのであれば、ほぼ問題ないでしょう。

しかも、ブログの読者が「この本が欲しいな」と思えば、買えるわけです。

 

7つの習慣っていう本で紹介していますが、ビジネスの本質はお互いがwin-winになる事ですから、著作権を気にせずに本を紹介したいのであれば、作者にメリットのあるように紹介すればOKです。

何も難しいことではありませんよ。

本の内容紹介するブログならアマゾンで見ればOKなのでつまらない。

何度も言っていますが....

「その本を読者になぜブログで紹介するのか?その本を読んで何が変わったのか?」を伝えないと、ブログを読む価値が一気になくなります。

考えてみてください。

あなたは本の中身を長々と要約しただけの記事を読む気になれますか?

「つまんねー」って言われて終わり。作者の立場からしても嬉しい紹介とは思われません。

あなたではなく別の書評記事かアマゾンのレビューみて買えばOKです。

 

ではブログから本を買って貰うためにはどうすればいいか?

それが「その本を読んで、あなたがどう感じたのか、どう行動が変わったのか」のストーリーを伝えるって事なんですよ。

これがあなたのブログを面白くする要素でもありますし、尚且つ他の誰にもパクられない要素です。

あなたのようなストーリーを歩みたいのであれば、アマゾンから買うよりもあなたから買った方がいいと思いますよね?

1つ例に挙げます。

ブログで本の紹介実例:神田正典さんの非常識な成功法則の書評する例

冗談抜きでこの本は読んで下さい。それくらいあなたの人生は変わります。

実際私が変わったことは3つです。

非常識な成功法則で知った事
  • 高単価商品を売るのが怖くなくなった
  • セールスしないことが失礼だと変わった
  • まずは成金になれ!でないと他者を幸せにできない

です。

特に第5章の殿様バッタセールスを読んだときはハンマーで頭を殴られたぐらいの衝撃が走りました。

通常高額商品を売ろうとすると・・・・

「なんか悪いかな。嫌われるんじゃないか?」ってセールスしなくなっていたんですけど、それが間違っていたんですよね。

不動産屋で教えられた営業手法をもろに覆し、高単価商品を売るマインドセットが思いっきり変えさせられました。

 

もし家を売っていた営業マン時代に、この方法を知っていればもっと売れていたなって感じています。

事実、営業がゴリゴリの売り上げTop積水ハウスさんは、2位のハウスメーカーより大差を付けていますからね。

やっぱり稼ぐ・会社で成果を上げる為には、セールスの考え方を変えなければいけません。

是非読んでみて下さい。

 

って感じ。

 

みたいな感じで本の紹介記事を作るとよいでしょう。

これなら、本の中身の引用ばかりの記事にはならないですよね?

記事を読んだブログの読者が「殿様バッタセールスって何?参考になりそう」って思ってもらえれば、あなたのブログから本を買ってもらえます。

まあ、本ばかり売っても数十円しか稼げませんから、ブログで大きく稼ぐのは難しいのですが・・・

情報商材アフィリエイトを中心に、本紹介は自分のブランディング記事として使うと良いでしょう。

ブランディングを使って稼ぐ話はこちらで詳しく解説しています。

今回は以上になります。

コメント一覧
  1. ナカムラヨシノリ より:

    はじめまして。

    ブログでの記事を執筆したいのですが、

    「著作権触れてしまうのではないか?」

    という不安に襲われ、なかなか活動を進められずにいます。

    そこで質問なのですが、今回の記事も著作権について、書籍やネット記事を色々参考にして、書かれた記事なのでしょうか?

    当然といえば当然なのですが、その点ついてアドバイスをいただけたら、嬉しい限りです。

    ご回答何卒宜しくお願い致します!

  2. 瑯崎 より:

    ためになりました ありがとうございます

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